成人式の歴史
成人式を祝う風習は古くからありました。男子は髪を結い冠や烏帽子をつけて正装し、成人したことを廻りに示しました。幼名から烏帽子名に改名する風習も盛んでした。
女子は裳を腰から下にまとう裳着という服装で、髪を結い上げる髪上、歯を黒く染めるお歯黒を付け成人の儀礼としていました。明治以降になると男子は兵役につく義務がありました。
そのため兵役検査を受けなければならず、この兵役検査を受けることが成人式とされましたが、戦後は兵役の義務はなくなり、成人の日として祝日に制定されました。
成人式への想い
毎年1月第二月曜日に成人の日が制定されています。地域で差はあるものの1月上旬から中旬にかけて成人式が行われています。祝日となった理由は、戦後物資や食料も乏しい時代で一番求められたものが人材でした。
良き国づくりを行うためには良き人材が必要でした。当時の人たちは若い人たちにおとなになった自覚をもってもらいたいと願ってこの日を祝日にしたそうです。