カレンダーが大量に普及するようになったのは、ドイツの金細工師ヨハネス・グーテンベルクが1450年頃、活字の開発とそれを使った活版印刷を発明し、印刷技術が確立されてからのことです。
日本では、江戸時代の鎖国によって閉ざされていた活版印刷技術が明治になってようやく始動し始めます。カレンダーにおいては1883年(明治16年)に、引札暦(ひきふだこよみ)がつくられてからのことだそうです。そして1903年(明治36)に日めくりカレンダーが出現します。
以後、カレンダーはその機能性、装飾性、宣伝性の三大要素をもとに様々な展開が繰り広げられてきました。現在では印刷物に限らずデジタル化されたカレンダーも大いに活用されつことになりましたが、年末の記念品、販促品としての役割は依然として大なるものがあります。
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