印刷加工技術について

トムソン型

ノベルティー商品の中でも卓上カレンダーの台紙やカレンダーのインデックス部分など トムソン加工が必要になります。
パッケージ関係で多く活用されていますが、最近は型を 作成する技術が進化しかなり細かな表現まで出来るようになりました。例えば小さな円の 場合直径2㎜程度の穴も可能です。デジタルデータを元に木型を作成していきますが 最終の細かな部分は人の技術で仕上げています。
実際に型を使用して抜く作業においても 繋ぎの部分の設定など人的な部分が仕上がりにかなり影響します。ベテランの職人ですと 繋ぎの部分が殆ど解らない仕上がりになります。

トムソン型

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丁合加工

卓上カレンダーや壁掛けカレンダーを作成する場合、表紙1~12月を月順に並べる必要が あります。
数量の少ない場合などは手作業で行いますが、数量の多い場合には丁合機を使います。この機械は各段に1から12月のカードを入れておくと、機械で順に12枚や8枚を 1枚づつ順に取りながら1セットづつ完成します。
スピードとしては1~2秒で1セット丁合 加工が出来ます。サイズの小さなカレンダー等は同じ月を4面付けた状態で丁合加工した後に 断裁する方法を使います。
この機械も紙の種類や厚み等によって出来る出来ないが発生します新聞販売店ではチラシを1セット毎に丁合する場合にもこの機械が使われています。 カレンダーもそうですが、複写伝票などの帳票類に幅広く活用されます。

丁合加工

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筋加工

ノベルティー商品でも特に厚紙を台紙として使うカレンダーやパッケージする際に使う台紙 等の場合、よく筋が入っていると思います。
形状が長方形や正方形以外の変形の場合には トムソン加工にて同時に筋も入ります。
しかし、形状が長方形や正方形の場合には 筋のみが必要になりますので、スジ入れ機にて筋を入れていきます。
筋は台紙などの厚みや曲げる目的によって筋の太さなどを調整します。薄い紙に入れる場合 は細い筋を入れる事になります。

筋加工

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ミシン加工

ノベルティー商品でもカレンダーやうちわ作成の場合、ミシン加工を活用する場合があります ミシンは様々な種類があり、切り込む部分と切らない部分の長さと比率によって切れ方が 大きく変わります。社内書類などで複数枚を簡単に切りたい場合、マイクロミシンを活用します 又、イベントやコンサートチケットなどのミシンの場合は少し切りにくいミシンを使います 切り込み部分2に対し残す部分1のような比率でミシン加工しますと簡単に切れずに使えます うちわ作成の場合、丸い厚紙のみのペーパーファンでクーポンを付ける場合があります。 この場合切りやすく、切りにくいイメージのミシン(切り込み1 残し1)を活用します このように様々なミシンを用途に応じて活用することが出来ます。

ミシン加工

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トムソン加工

ノベルティー商材でもうちわ(ペーパーファン)や卓上カレンダーの台紙などには良く 型抜き加工がされています。印刷商材の中でもパッケージなどは殆どがトムソン加工された 商品になります。トムソン型を使用し、トムソン機で紙を抜いてく作業になります。 型は凸になりますので、受ける下側は凹になるように下準備が必要ですが、ここの作業が 職人技になります。凹凸が上手くかみ合って良いトムソン加工が出来、ずれのない台紙等が 完成します。抜く上において繋ぎの部分がいかに邪魔にならない場所、見た目解らない程度の 大きさで加工出来るかがトムソン加工職人の腕にかかっています。 又、紙以外でもトムソン加工は使われます。例えばマグネットシートやウレタン素材など 考え方は同じですが、厚みや素材の強度が違いますので各々の商材にあった調整が必要です

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表面加工

紙媒体を使用するノベルティーなどは、表面に加工を施す場合が多く見受けられます。 印刷したままでも問題はありませんが、使用頻度が多い商材(カレンダーなど)の場合 絶えず手に触れる機会が多い為、印刷に使用したインキが手に付着又は衣服などに強く 触った場合に薄く付着する場合があります。特にベタ印刷をした場合などは良く移ります ベタ印刷の場合、触っただけで指紋が付、特に濃い色のベタ印刷の場合には指紋が目立ちます。 このような状況を回避する目的で表面加工を施します。 表面加工にも様々な方法があり、安価な方法として図柄印刷の後にニス印刷を施す方法があります。効果は若干弱めですが、指紋も付きにくくインキの付着もある程度防げます。 又、多少費用はかかりますが、表面にPP加工をする方法があります。これはポリプロピレンの 薄い材料を貼りつける方法です。この方法であればほぼ完全に色の付着や指紋の付着を 防ぐ事が出来ます。この方法には艶の出る場合と艶を消す2種類の方法が出来ます。 後、大事な事が片面のみ貼りますと、水分を紙が吸収する関係で紙のソリに繋がりますので PP加工の場合、両面に貼りつける必要があります。

表面加工

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