冬の暖房の効いた部屋の温度、真夏の冷房の感じ方も人それぞれ。暑かったり、涼しかったり、そんな時に優雅に涼風を感じさせてくれる物が扇子。扇子を持っているというだけで気持ちの落ち着きに変化が生まれるかもしれません。そして、その際に高級感ある扇子を選ぶことで満足感も与えることで集客にも繋がりますよね。

扇子のデザインはセンスが命

扇骨や扇面のデザインや工夫の凝られた形でより一層、扇子を楽しむ気持ちにさせてくれます。そして、高級感ある扇子の特徴としては、1つ目は、扇子の重量感。竹の外側を使った扇子は骨の密度が高く、手で持った時に重量感があります。2つ目は、扇子を畳んだ時のバランスの美しい物は、日本人の繊細な手作業で作り上げられた仕上げの丁寧さ。3つ目は、扇子縁取りに合わせたデザインのセンス。

扇子は一つ一つ、紙の山と谷の中央に中骨を通してゆく職人技が必要になります。全ての中骨を折りの中心に通していきます。この技術の善し悪しで扇子の品質も左右されます。そのため、お店などで広げた状態の図柄を気に入っても、一度扇子を閉じてみて折りつらに凸凹がないかどうかを確かめることで素敵な扇子を手に入れる事が可能となるでしょう。

良い扇子は五年後に味がでる

高価な扇子は、はじめの内は開いたり閉じたりするのが多少固くスゥ―っと開くことが出来ない場合もあり、将棋の棋士や、落語家が使っているように綺麗に開かないと思うかもしれません。しかし、良い扇子は使えば使うほど開閉がスムーズになっていきます。最初は多少固くても、いつの間にかホンの少しの力でスゥーっと開き、ピタッと閉じてくれるようになります。ただ、そうなるまでには約5年くらいはかかるので、その間飽きずに使っていられるような、お気に入りのオリジナルな一本を選ぶことが大事。

お手入れも簡単で、骨の部分はぬるま湯でていねいに拭けば、十分汚れが落ちます。そして、布地部分は固く水分をきったハンカチなどで丁寧に叩くようにして落としましょう。そして、扇を開いた状態でしっかり乾かしましょう。ここで、乾いてない状態などで、使わずにしまってしまうとカビなどが生えて落ちない汚れとなる可能性もあります。

最後に

プライベートでもビジネスでも、シーンを選ばず粋に使える高級感漂う扇子は、使えば使うほど味も出てきます。そして、お手入れも布扇子であれば簡単です。
エコアイテムとしても見直されている、うちわや扇子を使った集客・販促グッズは万人受けする品と言えるのではないでしょうか。