イ過去最強クラスとも言われた2018年1月末の寒波ですが、お住まいの地域はいかがでしたでしょうか。 雪の積もった道や凍った道を通るときは車、徒歩に関わらず十分注意しましょう。
弊社所在地である愛知県名古屋市は数センチの積雪が見られ、風も伴いちょっとした吹雪のようになっていました。
故郷に比べると名古屋は積雪量が少ないからと慢心していましたが、強風に煽られ傘の骨が一本折れてしまったり公共交通機関の遅れなど、やはり何事もなくとはいきませんでした。
しかし、幸いにも弊社へご依頼いただいておりました商品はさほど大雪の影響を受けることなく無事お客様のもとへ届けていただくことができました。
大雪により関東圏からの輸送が止まってしまったことでスーパーなどでは品切れの商品が散見されたり、インターネットで注文したものが手元へ届かなかったりと雪そのものの他に個人の生活レベルで困ることが起きていました。
今回の大雪で、改めて運送会社や鉄道会社へ感謝の気持ちを忘れてはならないと感じられました。
さて、雪国育ちの多くは雪が降っているその日よりも翌日以降の方が怖いと思っています。
さほど積もらず夜間に溶けてしまえば問題ないのですが、翌日凍ってしまうのが最も危険です。それも地面が見えかけていたり、踏み固められたり、溶けかけた状態で凍ってしまうとスケートリンク状態になってしまい転倒やスリップの原因となります。
スタッドレスタイヤだからといって安心はできません。雪が積もっている場所ならその力を発揮してくれますが、路面が凍結しているとスタッドレスタイヤでも細心の注意を払う必要があります。
危険を感じたら面倒がらず、すぐにアイスバーン対応のチェーンを装着することをおすすめします。
歩行者も道を歩くときは注意しなければなりません。
小さな坂道でも重心が不安定になるため転びやすくなっており、踏ん張ることのできる上り坂よりも下り坂の方が滑りやすくなっています。また、横断歩道の白い部分やマンホールの蓋の部分はかなり滑りやすくなっているので注意が必要です。
そして一見濡れているだけのように見える地面、これが大変厄介です。
ブラックアイスバーンと言われ、濡れた道のように見えても薄く氷の膜が張っているため安心して歩いていると大きな怪我を伴う転倒の可能性もあります。
私自身も少し足を置いてみてぞっとしたのですが、特に夜間は凍っているようには見えないので危険です。
溝の深い靴を履いたり、ちょこちょことペンギン歩きをするのが転びにくくするポイントではありますが、どうしようもなく転倒するときもあります。
「転ばないように」だけではなく「転んでも怪我をしないように」という意識のもと動くと良いでしょう。
手袋や帽子を身に着けてむき出しの部分を減らすことや、リュックなどで両手を使える状態にしておくことが大切です。
ポケットに手を入れて歩いたり、歩きスマホは転倒時にとっさに手を出すことができないのでとても危険です。
また、歩きスマホは注意力も散漫になるので目的地に到着するまで我慢した方が賢明と言えます。ただ、もちろん普段から歩きスマホをしないことが一番です。
さすがに名古屋では信号が雪に埋もれて見えなくなったりドアまで雪に埋もれて閉じ込められるなどということはありませんが、身近なところから怪我のないよう冬を乗り切っていきたいですね。