世の中にはたくさんの健康法が存在していて、またオススメの健康法があると言う人も多いと思います

メディアでも様々な健康法や食材が紹介されており、メジャーなもので言えば、コレステロールを抑えるオリーブオイル、抗酸化作用のある赤ワイン、腸内環境を整えるヨーグルトなど日常的に取りやすいものも多く紹介されています。

こういった健康法は海外で流行している事が多く、日本では知られていない、未知の健康法だからこそ、私達の心を掴むのでしょう。
しかし同時に「未知」という部分は危険性をはらんでもいます。
例えば先ほど挙げたヨーグルト。20世紀初頭に「ブルガリアのスモーリャン地方には長寿の人間が多く、その要因としてグルトがある」という説が提唱され、研究の結果、醗酵する際に乳酸菌が増殖し、その乳酸菌が腸に良い影譽を与えることが分かったことにより、その健康性が証明されました。
ただ日本人には必要ではないかもしれません。というのもヨーグルト消費量と平均寿命をみると、プルリアではよくヨーグルトを良く食べ、その消費量はなんと年間30リットル以上です。
日本ではヨーグルトの一人当りの消費量が9.5リットルである事を考えると凄い量です。しかし平均寿命を見ると逆転しており、日本は83歳で世界第2位、スウェーデンは74歳で世界82位という状況です。

この理由として日本では、味噌,醤油.納豆啧物 みりん。酢,鰹節など多くの?酵食品が伝統的に食べられており、日本人はヨーグルトがなくとも腸内環境が整っていると考えられます。実際に健康な日本人の腸内環境は他国に比べて良好な状態にあるというデータも出ています。
ただし、食の欧米化により日本の発酵食品等を全く食べない人にとっては効果があるのかも知れません
こういった健康食品や健康法で気をつけなければならないのは日本人としての体質、個人としての体質またはライフスタイルで向き不向きがあることです。
体質に合わないのに食べ続け、栄養が偏ったり内臓に負担がかかったりして健康を害することもあります。それだけではなく健康食品という意識からその食材が原因だとは夢にも思わず健康を害した後にも食べ続けてしまう、そんな危険性もあります。
過ぎたるは及ばざるが如し、過信は禁物です。

とはいえ紹介されているものが美味しいのも事実であり、また一朝一夕で悪くなるものでもありませんので、気にし過ぎずにバランス良く楽しんで食事をすることが一番の健康法かも知れません