本日3月7日は「サウナの日」です。サウナはフィンランド が発祥の地と言われ二千年の歴史があると言われますが考古学的には石器時代に遡るとも言れています。

元々は土地を耕すために樹木を切り倒して土地を整備する厳しい条件を持つ国で普及し、サウナの持つ疲労回復効果と、切り倒した樹木の活用という条件が整ったフィンランドで発達したと考えられています。

日本には1951年に誕生した東京温泉で初めてみられるようになりました。

最近ではアロマオイルやハーブを入れた水をかけ、高温の水蒸気を室内に充濫させる「ロウリュ」というフィンランドの伝統的な入浴法の人気が高まっています。
日本では独自に熱波師という大型のタオルで高温の蒸気をあびせ、一気 に100℃の体感温度を得られるサウナなど、エンターテイメントの一つとしての人気も高まっています。
そんなサウナは身体の基礎代謝が上がり、健康や美容に良いと言われています。サウナ室では血流が安静時のニ倍にもなり、酸素の摂取量も増えるため効率よく乳酸が分解され、疲れが取れたり、発汗による毛穴の皮脂汚れが取れたり、体内に蓄積された疲労要因物質の排出作用などがあります。
また、サウナ後の冷水浴では血管が拡張と収縮を繰り返すことによって皮膚や血管も強くなり、外気温度差などの刺激にも抵抗力を増し、風邪をひきにくくなる効果があります。

そんなサウナは、目的に応じて入浴方法を変えると更に効果が高まります。

例えば、肉体疲労の回復やダイエットには反復浴というサウナと水風呂を2, 3回交代して入る方法が効果的です。 一回に付き約15分の入浴が目安となります。また、リラックスしたい人や美容効果を求める人は漸増浴という低温のサウナにゆっくり入り、汗がひくのを待ってから就寝すると効果的になります。
こちらは約20分の入浴が目安となります。ただし、心臓の弱い人などは目的に関わらず漸増浴をおすすめします。急激に体温が変わると心臓に負担が掛かるため特に注意が必要だからです。
温度の高低には、サウナストーン からの距離や水蒸気の量で調整します。

まだまだ肌寒さが残りますが、ゆっくりサウナに入り、新年度に向けてリフレッシュするのも良いのではないでしょうか。