株式市場では、メルカリ (個人のフリー マーケットをネット上で仲介)のIPO (新規公開株式)が6月19日に東証マザーズに新規上場·事前の抽選申し込みが殺到したしました。
それは国内·海外でのメルカリの売り上げが右肩上がりですので、上場後の株式の値上がり益が期待できるからです。
ただここで気を付けておきたいのは、仮想通貨の1C0 (新規取引所上場)の詐欺です。
本来は企業やプロジェクトチームが、独自の仮想通貨を発行して投資家に購入してもらい、取引所での上場を目指すものです。
もし新規上場を果たしますと事前の購入価格の何十倍にも値上がりが期待できます。
このICOを利用した仮想通貨の詐欺とは、資佥を集めた後、事業を起こさず資金をそのまま持ち逃げするというものです。 すでに上場詐欺コインと言われていますのは、「クローバーコイン」「ノアコイン」「TLCコイン」などが挙げられております。
その手口としましては、業者や知人を通じて購入を勧められる。セミナーなどで金融庁推薦などと言われる。最低購入価格が高額に設定されている。などですが、一定の金額から絶対に下がらない価格保証がされているというのは、詐欺コインである可能性が非常に高いと言われております。
そもそも最初の仮想通貨であるビットコインは、ブロックチェー ン技術で一度データを記録するとブロック内のデータを変更することができません。そしてネットワークによる分散システムに よってネットワークによる障害に強いなど、画期的な機能があります。これらのシステムの信頼性によって徐々に世界中で普及しているわけです。
そのため新しい仮想通貨を上場するためには、ビットコインより優れた特徴がなければ難しいと言えるでしょう。
仮想通貨もようやく法整備が進んで参りまして、利益に対する 税金面はクリアになり正式に雑所得扱いになりました。つまり最大で55%の課税になるということです。そのように税金面や信賴性で考えますと、既存の株式市場やFX市場で、すでに上場されている銘柄を吟味して投資してみる方が得策なのかもしれませんね。