「扇いで涼を得る」「涼しさと一緒に広告をお届けする」といった従来の使い方とは異なる役割を持ったうちわがあるのをご存知でしょうか。今回は、使う人と見る人の両者が楽しい気持ちになる応援グッズとしてのうちわについてお話していきます。
本格的にうちわの季節が到来しました。繁忙期はご注文が大変混み合うため、校了からご納品まで3週間ほど見ていただくことが多くなります。
本数やオプションなどのご注文内容によってご納品までの期間が異なる場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。
さて、最近は舞台観劇の機会があり、いろいろと新鮮な経験を得てまいりました。観劇に際して、普通に生活をしている分には気付かないような繊細な心遣いやマナーがあることを知り、付き添いのつもりが素敵な機会に恵まれたと感じられました。
そうそう、舞台観劇の中でも一部ジャンルにおいて、主催者の許可がある公演ではサイリウム以外にもうちわを応援グッズとして持ち込みが可能であることをご存知でしょうか。
今回観劇したのはミュージカルでしたが、出演者の方に装飾されたうちわの面を向けて楽しむという観劇方法がとても新鮮でした。
そのうちわの装飾も照明が反射したり、公演中に剥がれ落ちてしまわないよう素材や貼り付け方にも細心の注意を払った仕上がりの素敵なものばかりでした。
一般的に応援グッズのひとつにうちわがあるというとアイドルグループのコンサートを思い浮かべますが、一部とはいえミュージカルでもそういった文化があることに驚きました。
ちなみに、今回訪れたミュージカルでは柄の大きさを含まず、扇部30cm×30cmの大きさまでのうちわを持ち込むことができるとのことでした。弊社取り扱いうちわではちょうどLGうちわにあたる大きさですね。
改めて弊社サンプルにてLGうちわを手にとって確認してみると通常のポリうちわレギュラーサイズに比べて大きく感じられるものの、出演キャラクターに合わせた文言でメッセージを詰め込もうと思うとなんだか装飾可能な部分が小さく感じられてしまいます。
そしてこの日お話したファンの方に伺ったところ、なんと装飾品の破損を防ぐためのうちわ専用のケースがあるそう。劇場への移動の際にこのケースに入れて持ち運び、観劇中は小さくたためるので重宝しているとのことでした。
コンサートのようなイベントでも、ペンライトのように小道具の一つとしてうちわや扇子を使って盛り上がるグループが増えつつあります。
イベントライブでも夏期になると公演前にミドル~コンパクト程度の小さなうちわを配布し、ファンが楽曲の演奏中にうちわを振る光景を目にします。
うちわはもはや扇いだり、広告の役割だけでなくイベントで楽しむための小道具として製作されることもあるのだとなんだか感慨深く感じられました。時代の流れに則した使い方に驚くばかりです。
最近ではお子様の運動会や学芸会での小道具や応援グッズとしてのご注文も多く賜っております。
アツい心を届ける応援グッズにうちわ、でも時々は本来の使い方で涼をとって夏を元気に乗り切っていきましょう!