扇子の歴史起源は古く庶民のセンスを見い出す種類豊富なアイテムであったと言われています。
もちろん、現代でもメンズアイテムとしても老舗のブランドの高級感漂う扇子もあり、amazonや楽天などでも手軽に買うことも出来ます。この秋冬、少し汗ばんだ時にバックからさっと出せる扇子でセンスの良さを出してはいかがでしょう。
扇子の歴史を知りましょう
扇の語源ですが、中国の書「説文(せつもん)」によると、「扇は扉だ」と記され、トビラと読んだそうです。解字してみますと、「戸」と「羽」を合わせた文字で、戸が羽根のように動き扇いで風を起こす道具になります。
つぎに、いつごろ扇ができたか所説ありますが、平安時代前期にはすでに現代の扇のようなものが存在していたと言われています。室町時代には大衆化し、江戸時代に能や茶道などの芸術を通して、社会的・世俗的なものから宗教的なものにまで、様々な分野において大きな飛躍をとげたとされています。
日本には京扇子と江戸扇子の2種類があり、京扇子は通常は竹骨を30本程度、多いものでは100本近く使います。多くの職人が数々の工程を分業で作成する扇子。
江戸扇子は、竹骨を15本~18本しか使わないため、折り幅が広く、閉じる時にパチッと音がすることも。ほとんど全ての工程を1人で行います。
職人さんも少なくなり、江戸扇子は貴重な伝統文化となっております。
扇子の香りで周りにも優雅な風を送りこもう
涼しい風だけでなく、香りを楽しむことが出来るのも扇子の楽しさでしょう。
白檀や桧を使ったものは、扇ぐたびにほのかな香りが漂ってきます。
こうした香りのある木・香木を使った扇子は少々値が張りますが、香りが何年も続く本格的アイテムです。
日本は湿気が高いので空気中に香りの粒子がとどまりやすく、香りがとても引き立つので、白檀などの特有な自然の香りでアピールしてみるのも粋となるでしょう。
お香と一緒に収納し、香りを移すことも可能ですし。女性の多いオフィスでしたら、淡い石鹸が香る香水をかける方法もありますが、生地が変色したりしないよう注意が必要。あまり香りが強すぎると公共施設での使用にそぐわない場合もありますから和かな香りにとどめることも大切。
最後に
東京オリンピックももうすぐそこに来ています。
日本の良い歴史、日本の文化を少しでも海外からくる観光者へ伝える事も、こういった祭典では大切。もちろん、その観光者をターゲットとした集客につなげる販促ノベルティグッズとして、扇子などは喜ばれること間違いなし。歴史を知り、仕事に繋げる事が出来る男に一歩繋がるのではないでしょうか。