うちわと同じく手で風を起こす用途で使う扇子。正月や夏祭りなど、和装などの浴衣や甚平などを着る際に持っていると便利アイテム。高級感ある扇子でお洒落も演出ビジネスマナーで気を付けることのご紹介。

汗をかいた時こそ扇子で優雅さを

扇子は和服での用途の方がしっくりくるかもしれませんが、ビジネスシーンでも役に立ちます。
会社や出先などでも汗が止まらないような時に節電対策としてエアコンの温度を高めに設定していれば、ずっと屋内に居る分には良いですが外から入った直後だと汗が滝のように流れ出ることもありますよね。

ビジネスマナーとして、一般的には汗をかいたら四つ折りのままのハンカチでこまめに拭き取りますが、ハンカチで汗を拭っても汗はどんどん出る状況でしたら、扇子を利用して体を冷やしたくもなります。しかし、汗を拭き取るだけでなくほんの少し涼むために扇子が使いたくなることがあります。ハンカチの場合、汗を拭き取るためだけで涼むというためのものではないですからね。その場合は、静かに扇子を取り出して周りに風がいかないように気を遣いながら首の辺りでそっと仰ぐようにします。
もし、出先や社内で目上の方の前では、一言添えてから使い始めるとなお丁寧ですね。
お洒落な扇子はビジネスシーンでは落ち着きを

扇子には男性向け扇子と女性向け扇子があり若干サイズが違います。男性用の扇子は閉じた時の長さが約22㎝、女性向けが約19㎝となり、男性のものが3cmじほど大きめです。柄や色に関しては男性用のものはシックで落ち着いた色合いや柄のもの、女性向けは全体的に色鮮やかで華やかなものが多い。最近では約21㎝くらいのユニセックスのものも見られ、大きく仰ぐことが出来て控えめな印象の男性用の扇子を選ぶ女性も多いほど男女での差はなくなってきています。

扇子には紙製と布製がありますが、紙製は風量がありますが耐久性に劣るという弱点があります。なるべく安価なものが良いという人や一夏ごとに気に入ったものを買い換える場合は、紙製のものを選ぶと良いでしょうが、布製は高級感もあるためビジネスシーンで選ぶと良いとされています。
普段着やスーツなど様々なシーンで使いたい人は、骨組みの部分が茶色と白の二色の扇子を用意して使い分けると何にでも合わせられるようになり便利。中の骨が14本、骨組みの竹が占める面積が広いもの、閉じた時になるべく平たいものが扇子として最も見た目も使い勝手も良いと言われています。

出来る営業マンは最高級を愛す

アメリカの営業マンの話になりますが、商談の際にRolexを付けている営業マンは出来る営業マンという習わしがあるようです。物にこだわりを持つことで、仕事も成功を収める事が多いと言われているため、最高級を好むことはビジネスシーンでは悪い事ではないということになります。

そして、高級感ある扇子であれば、縁起が良い柄というものも存在します。なので、縁起の良い柄を選ぶことで仰いでいる姿を見た人から良い印象をもたれる可能性があります。馬の絵などは、
ビジネスシーンの商談の時、勝ち馬に乗る、という意味で勝った人、力のある人の味方につくということで縁起が良いと考えられています。目上の人が見れば、好印象を持たれることもあるようです。使う自分だけでなく、見た取引先の人や目上の人へ、良い印象を与えられるアイテムに変えるチャンスもあります。

最後に

風が少しでもあると、温度自体は変わらなくても体感温度は涼しく感じます。暑い場所では特に鞄の中に一本あると便利。また、ビジネスパートナーへ向けるアピールグッズとなる、扇子を利用し集客・販促にも影響がでるかもしれませんね。自分用に購入を検討し、贈り物として選ぶ際にはビジネスチャンスを増やしてみてはいかがでしょう。