2月9日から始まった平昌オリンピックは我々に感動を与え、25日に閉幕しました。大会13日目21日に行われたフィギュア女子シングルSP、15日目23日のFSを観戦された方は多いのではないでしょうか。

2002年5月18日ロシア、イジェフスクで生まれました。
父親はアイスホッケーのコーチで、5歳の時にスケートを始めました

2015年、12歳で親元を離れモスクワに拠点を移します。2016年シーズン、1戦目のサンジェルヴェ大会は優勝で国際大会デビューを果たしました。
2戦目のリュブリャナ杯では紀平梨花、本田真凜に敗れ3位だったものの、ジュニアグランプリファイナル進出を決めます。 SPとFSでジュニアクラスの世界最高得点を出し、ジュニア選手として史上初の200点越えとなる207.43点で優勝しました。
2017年 シーズン、シニアデビュー戦のロンバルディア杯ではSPで転倒し3位と出遅れるも、FSが自己ベストで世界歴代4位となる218.46点を獲得し逆転優勝しました。
右足の怪我で休養していた絶対女王メドベージェフとのシニア初の直接対決となったヨーロッパ選手権では、SP- FSともノーミスで1位となり、世界歴代2位の合計238.24点で初優勝して、絶対女王に2年ぶりに土を付けました。
平昌オリンピックではOAR(オリンピックアスリート from ロシア)選手として15歳で出場。個人SPでメドベージェフが先に出した自らのSP歴代最高得点となる81.61点を、わずか20分後に82.92点で更新。続く、FSでは3回転ルッツ、3回転ループ連続ジャンプが単独になってしまいますが、2 本目の3回転ルッツに3回転ループを付ける驚異的なリカバリーを披露し、メドベージェワと156.65点で同点となりました。
SPとの合計得点239.57点で金メダルを獲得しました。

15歳 9ヶ月での金メダル獲得は史上3番目の若さです。 ザギトワ選手は25日の閉会式に出ませんでした。自国の国旗が無かったからです。
女子スピードスケート500mで金メ ダルを獲得した小平奈緒選手は

「スポーツは言葉のいらないコミュニケーションだと思っています。世界の人たちの心を動かしますし、競い合って高め合っていく中で、スポーツの究極の姿が人々を動かすと思うので。」とコメントしています。

2年後の東京,4年後の北京では世界中のアスリートがより良い演技とコミュニケーションを見せてくれる事を希望します。