日永うちわ
日永うちわ
日永うちわ 約300年前、旧東海道を行き来する旅人などの伊勢詣の土産物として東海道「日永の宿」で盛んに売られていたのが日永うちわです。日永の農家では農業の他に副業としてうちわを作りました。日永うちわの特徴としては骨の本数が通常のうちわと比べて多く、64本の骨で構成されています。その為に弾力が強くあおぐと柔らかなしなやかな風が発生し心地よい清涼感を味わえるうちわです。
うちわに描かれる絵柄は、美人画や浮世絵が多く描かれ非常に見た目も鮮やかなうちわです。その為、部屋の装飾用としても愛用されていました。このうちわは作成工程が非常に多く、なんと23工程もありますので非常に手間がかかり完成まで早くても4年かかるうちわです。
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