車に宣伝を貼りたいときのおすすめグッズ ~マグネットシート or フィルム~

マグネットシートとフィルムについて

街中で会社の電話番号や社名、簡単な事業説明などが書いてある車を見たことはありませんか?つい目で数字を追ったり、事業内容や理念を目にして「こんな会社があるのか」と思った経験がある方もいらっしゃるでしょう。

車ばかりの道路の上でふと目に入る情報は自然と脳に入ってきます。

このポイントを活かすのが車両用宣伝広告です。社用車のみではなくドラマの宣伝や企業の広告を貼ったラッピングバス、キャラクターやモチーフデザインを貼った痛車と呼ばれるものなど、車はアピールを行うのにうってつけの存在と言えます。

雑貨店などで販売されているものの中には車両用ステッカーもありますが、今回は長期的な使用を視野に入れた『マグネットシート』と『フィルム』の2点についてお話していきます。

□車用マグネットシート

マグネットシートは企業のみではなく車用標識にも使われています。自動車学校卒業後にお世話になった方も多い初心者マークも車用マグネットシートのひとつです。

車体の凹凸の少ない部分に貼り付けるだけと簡単な手順で貼り付けることができます。凹凸のある部分や可動域の部分に貼り付けると剥がれやすくなってしまうので、なるべく平らな場所を選んで貼り付けるのがおすすめです。

車での宣伝にマグネットシートを使う利点として最も大きいものは「貼りやすさ」「剥がしやすさ」の2つが揃っている点です。

普通の冷蔵庫マグネットのようにペタリと貼り付けるだけなので、特別なスキルは一切必要ありません。 シーズンで宣伝内容の変更があるときや、自家用車を社用車として使っているときにも重宝されます。

□車用フィルム

最近街中で車体に絵が描かれているようなオシャレな車が走っているのをよく見かけるようになりました。 CMで走っているようなカラフルなデザインは多くの人の目を引きつけます。あの車の多くは車体に絵を描いているのではなく車用ステッカーや車用フィルムを使っており、オリジナリティを追求したいという需要から人気が高まってきています。

車体全体に貼れば車の色を変えることもでき、ボディの質感すら思いのままにカスタマイズできます。

貼り付けの方法としては熱を加えながら空気を抜き、フィルムを吸着させていくという作業が主になります。一度吸着させると剥がれにくいのが特徴なので、比較的どんな部分にも貼り付けやすいというメリットがあります。

ただし、ある程度貼り付けに慣れていないと作業中の失敗やケガに繋がることがあり、注意が必要です。 ドライヤーの熱風をより高温にしたヒートガンやフィルム専用の空気を抜くヘラなど、フィルムの貼り付けに必要な道具もあることからフィルムの貼り付けを行う専門業者もいます。

完成度としても専門業者のクオリティは非常に高く、ラッピングカーの装飾は専門業者へ依頼する人が多くを占めています。

■比較!~マグネットシート or フィルム~

【発色・グラデーション加工などのカラー】
〇 マグネットシート
〇 フィルム
どちらも印刷物なので発色やグラデーションの色合いは大きく変わりません。フィルムの方が広範囲へ貼り付けることが多いので、比較的ナチュラルな色合いで作られる傾向にあります。

【耐光性】

△ マグネットシート
△ フィルム
真夏の炎天下など、強い光にさらされ続けるとどちらも劣化が早まります。マグネットシートは長時間の強い光の下では使用を中止し、剥がして保管することをおすすめします。
また、フィルムを貼った車は陽射しの熱によってフィルムが剥がれやすくなります。夏場は車全体を覆い隠すことのできるシートを使いましょう。

【雨天・荒天への耐性】

× マグネットシート
〇 フィルム
強い雨や風がある場合、マグネットシートの磁石と車体の間に雨水が入り込み、剥がれる危険があるので基本的に使用の中止が呼びかけられています。
しかし、フィルムはしっかりと車体に吸着されているため雨の日でもそのまま走行が可能です。

【手入れの手軽さ】

〇 マグネットシート
△ フィルム
マグネットシートは車体から剥がして水洗いすることができ、砂汚れなどをスッキリ落とすことができます。
フィルムでは、その種類や貼り付け方法によってフィルムを貼った上から車体を洗うことが可能なタイプと張り替えが必要になるタイプがあるため、購入時や貼り付け時に確認しておくと安心です。

【車体への貼り付けやすさ】

〇 マグネットシート
× フィルム
一般的なマグネットシート同様に簡単に車体に貼り付けることができます。
しかし、フィルムの場合は吸着させるために専用の道具も必要であることから専門業者への依頼が安心です。

【車体からの剥がしやすさ】

〇 マグネットシート
× フィルム
貼り付けやすさと同時に、車用マグネットシートは簡単に剥がすことができます。ただし、強い力で擦るように剥がすなどの扱いをすると車体にキズがついてしまうケースもあるので注意が必要です。
また、フィルムは熱を加えると剥がれやすくなります。真夏の炎天下では剥がれやすくなるので注意が必要な一方、フィルムを剥がしたいときに陽射しの熱を利用することもできます。

■マグネットシートとフィルムのケース別おすすめまとめ

☆マグネットシート☆
・自分の好きなタイミングで貼って剥がしたい
・シーズンや状況によって気軽に貼り替えたい
・数種類のストックを保管する予定がある
・コストを抑えた製作を希望している

☆フィルム☆
・剥がれにくくしたい
・見た目に高いクオリティを求めている
・一度貼ったら長期間剥がす予定はない
・貼り付け、貼り換えは専門業者に依頼してもOK

印刷技術の発達した近年では耐候性、防水防滴など多くの加工を印刷物に施すことができます。
車両用広告にはマグネットシートやフィルム、ステッカーなど様々なものが使われています。使用方法に合わないものを使い続けると車体を傷つけてしまうおそれもあり、走行中の剥落を招くことにもなりかねません。
アピールしたい内容や手入れ方法などから印刷形態をじっくり吟味することが大切です。疑問点があれば依頼を検討している印刷会社に問い合わせてみましょう。

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